日給8000円の募集はどうなんでしょう
インターネットを検索するとすぐにヒットする項目は人材募集広告です。そこでかなり低い水準の募集を見かけました。具体的には日給8000円の非正規労働者募集ですが、これはどうなんでしょうか。まずは労働基準法などの法律上問題がないかどうかチェックしてみました。労働基準法では、非正規労働者に限らず、時給換算で地域別最低賃金以上の時給を支払っていることという条項があります。
東京の最低賃金は時給にして900円くらいですが、地方では700円程度までさがります。つまり、東京では日給の最低額が7200円ということになり、地方では、それは5600円まで下がります。ですから、日給8000円の募集というのは、法律上はクリアされている募集だということができます。このほかもう一つの注意点があります。条件変更などで、時給が下がることが予想される場合には、前もって会社側から連絡する必要があります。
これら二つの点がクリアされていれば、日給8000円の募集は、東京でも地方でも妥当であるということになります。しかしながら、いまどき、日給8000円で働きたい人は皆無です。募集賃金があまりにも低いところは、やはり敬遠するのがよいです。
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