日給制の問題点について
大抵の報酬的価値が高く、時給制や出来高制などでは計算が不可能なあるいはやりにくい仕事などにおいては、一般的に日給制が採られることが多いようです。例えば家具作りの際での手作業、とび職、大学や専門学校などでの講義、日雇い等においては、大変その日の報酬的価値が高いので、日給制を採られる傾向があります。しかしながら、こうした日給制ですが、決して良いことばかりではありません。いまからこの、日給制が抱えている様々な課題に関して述べていきたいと思います。この日給制自体は、先程も話しましたように仕事自体の報酬的価値が高い場合に採られるもののようですが、これにつけ込んで事業主側である使用者がある程度の価値自体をごまかして、被用者側へわざと実際よりも少ない金額の報酬を支払うといった問題も起きています。
例えば、とび職などにおいて足場の設置などの作業はもちろん、建物の骨組み立ての作業の際に止めネジ作業などをしていたにも関わらず、その分の報酬である金額がどう計算してみても少なくそれでも使用者側が含まれているといった事態などです。こうした給与計算に乏しい被用者につけ込んだごまかしなども多いといった実状もありますので、今後においても大きな課題です。
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